お仏壇・仏具の専門店 三善堂
仏具についてのよくあるご質問
仏具
2026.09.17 ―
基本・買い方
Q. 仏具とは何ですか?最低限揃えるべき基本的な仏具は何ですか?
仏具はお仏壇にお祀りし、ご本尊やご先祖様を供養するための道具です。最低限必要なものとして、お香(線香立て)・お花(花立)・ローソク(火立)の「三具足(みつぐそく)」、これにご飯(仏飯器)とお水・お茶(茶湯器)を加えた「五具足(ごぐそく)」が基本となります。
Q. 「具足(ぐそく)」とは何ですか?三具足と五具足の違いを教えてください。
具足とはお供えに必要な基本仏具のセットのことです。三具足は「花立1・香炉1・火立1」の3点セットで、日常のお参りや小さなお仏壇で用いられます。五具足は「花立2・香炉1・火立2」の5点セットで、本尊の両脇に対でお供えする正式な形式です。
Q. 仏具はお仏壇とセットで買わなければいけませんか?単品でも買えますか?
単品でも購入可能です。ただし、お仏壇のサイズ(幅や奥行き・段の高さ)に合う大きさのものを選ぶ必要があるため、不安な場合はセットで購入するか、専門店でサイズを確認しながら選ぶのが安心です。
Q. 仏具のサイズ(寸表記など)はどう選べばいいですか?
仏具は「寸(1寸=約3cm)」で表記されることが多く、花立や香炉の大きさを基準に選びます。お仏壇の幅や棚の奥行き・高さに合わせて、大きすぎず小さすぎないバランスの良いサイズを選びます。
素材・デザイン
Q. 伝統的な真鍮製や木製の仏具と、ガラス・陶器・モダン仏具の違いは何ですか?
真鍮製や高級木製は耐久性があり伝統的な重厚感があります。陶器やガラス製、金属製のモダン仏具は、カラーバリエーションが豊富で現代のインテリアや家具調仏壇に調和しやすいのが特徴です。
Q. モダン仏壇(家具調仏壇)にはどんな仏具を合わせればいいですか?
モダン仏壇には、真鍮やガラス、陶器で作られた「モダン仏具セット」がおすすめです。丸みのあるシンプルなデザインやコンパクトなものが多く、洋室のインテリアにも良く馴染みます。
Q. お仏壇の買い替え時、古い仏具はそのまま使ってもいいですか?
はい、大切にお手入れして使い続けて問題ありません。ただし、新しいお仏壇のサイズに合わない場合や、傷みが激しい場合は新調することをおすすめします。
お線香・香炉
Q. 香炉(こうろ)の種類と選び方を教えてください。
お線香を立てる「立香炉」と、横にして寝かせる「寝香炉(横置き香炉)」があります。宗派(浄土真宗など線香を寝かせる宗派)や、火災予防の観点から寝香炉を選ぶ方が増えています。
Q. 香炉の中に入れる灰(香炉灰)は定期的に交換が必要ですか?代用品はありますか?
燃えかすが溜まって固くなってきたら篩(ふるい)にかけてお手入れするか、新しい香炉灰に交換します。最近では洗える洗えるガラスビーズや天然石(珪砂など)を灰の代わりに使うご家庭も増えています。
Q. お線香の立て方・供え方に宗派ごとのルールはありますか?
はい。一般的にはお線香を立てて供えますが、浄土真宗ではお線香を適当な折って横にして寝かせて供えます。また、立てる本数(1本〜3本)も宗派によって異なります。
その他の仏具
Q. 花立(はなたて)にお供えしてはいけないお花はありますか?
棘(トゲ)のある花(バラなど)、毒のある花(ヒガンバナなど)、匂いが強すぎる花、傷みやすい花は避けるのが一般的です。ただし、故人が好きだった花であれば気持ちを優先してお供えしても差し支えありません。
Q. 常花(じょうか)やプリザーブドフラワーをお供えしてもいいですか?
はい、問題ありません。生花を絶やさないことが理想ですが、夏の暑い時期や長期間留守にする際など、金色などの金属製「常花」やプリザーブドフラワー、質の高い造花を活用される方は多くいらっしゃいます。
Q. 火立(ひたて・ローソク立て)の使用で火災が心配です。安全な対策はありますか?
短時間で燃え尽きるショートサイズのローソクの使用や、倒れにくいローソク立てへの変更が効果的です。また、高齢の方や一人暮らしのご家庭では、LEDタイプの電子ローソクに替えるのも非常に有効です。
Q. 和ローソクと洋ローソク(一般的なローソク)の違いは何ですか?
和ローソクは和紙やイグサの芯と植物性の油脂で作られ、ススが出にくく炎が大きく温かみがあるのが特徴です。洋ローソクは石油由来のパラフィンから作られ、安価で扱いやすいのが特徴です。
Q. 仏飯器(ぶっぱんき)と茶湯器(ちゃとうき)のお供えとお手入れのタイミングは?
毎朝、家族がご飯を炊いた際にお供えし、午前中またはお昼頃に下げるのが一般的です。下げたご飯はおさがりとして家族でいただきます。容器は毎日洗い、清潔に保ちます。
Q. ご飯やお水をお供えする台(仏器膳など)は必要ですか?
必須ではありませんが、「仏器膳(ぶっきぜん)」の上に仏飯器と茶湯器を並べて置くことで、お仏壇の中が整い、お給仕の際もまとめて持ち運べるため便利です。
Q. おりん(りんセット)はなぜ鳴らすのですか?鳴らし方にマナーはありますか?
りんの音色は邪気を払い、供養の祈りや感謝の気持ちを仏様や故人へ届ける役割があります。お線香をあげた後に、優しくフチの外側(または上部)を叩いて響かせます。
Q. おりんの種類(チェリン、たまゆらりんなど)や音色の違いはありますか?
伝統的な鉢型のりんのほか、自立する棒状の「チェリン」や、揺れながら可愛い音が鳴る「たまゆらりん」など現代的なデザインが増えています。形状や素材(銅合金や真鍮)によって高音・低音などの音色が異なります。
Q. 高月(たかつき・高坏)は何を置くための仏具ですか?
お菓子や果物、お団子などのお供え物を置くための高足がついた皿状の仏具です。直にお菓子を置かず、半紙や敷紙を敷いてからお供えするのがマナーです。
Q. 霊供膳(れいぐぜん・霊膳)とは何ですか?いつ使いますか?
命日、法要、お盆、お彼岸などの特別な日に、精進料理をお供えするための小さな膳揃えです。飯椀・汁椀・平椀・坪椀・親椀の5つのお椀に一汁三菜の精進料理を盛り付けます。
Q. お仏壇の中を照らす吊り灯籠(つりとうろう)やダウンライトは必要ですか?
お仏壇の中(特にご本尊の周囲)を明るく照らし、荘厳(そうごん)するために用いられます。現代のモダン仏壇には最初からLEDライトが内蔵されているものが多く、後付けの吊り灯籠は不要な場合も多いです。
Q. 打敷(うちしき)とは何ですか?どのような時に敷くものですか?
お仏壇の前卓や棚に敷く刺繍や金襴(きんらん)の綺麗な布のことです。お盆、お彼岸、正月、年忌法要などの行事の際に、お仏壇を華やかに装飾するために敷きます。
Q. ご本尊の掛軸や仏像を飾る台(仏像台・掛軸台)は必要ですか?
ご本尊やお位牌の高さのバランスを調整するために用います。ご本尊がお位牌よりも低い位置にならないよう、台を使って高さを調整するのが基本の飾り方です。
Q. 浄土真宗で使われる専用の仏具(華鋲・土香炉・金仏具など)にはどんなものがありますか?
浄土真宗では、お水ではなく樒(しきみ)を挿す「華鋲(けびょう)」や、線香を寝かせる「土香炉(青磁の香炉)」、三角形状の「打敷」など専用の道具が多く使われます。
Q. お仏壇でお参りする際、数珠(念珠)は必要ですか?
数珠は仏様と心を通わせる法具であり、お参りの際の基本マナーです。自分専用のものを用意し、使わないときは仏具の数珠掛けに掛けたり数珠袋に収納したりします。
手入れ・掃除
Q. 真鍮製(金属製)の仏具が黒ずんできた場合のお手入れ方法は?
市販の金属磨き(ピカールなど)や専用の仏具みがきクロスで磨きます。ただし、表面にフッ素コーティングやクリア塗装が施されている仏具は磨き剤を使うと剥がれるため、乾拭きのみにします。
Q. 木製や漆塗りの仏具のお手入れで注意することは何ですか?
水拭きやアルコール除菌スプレーの使用は避け、柔らかい木綿やマイクロファイバーの布で優しく乾拭きします。水気を含むとヒビ割れや漆の剥がれ・曇りの原因になります。
処分・閉眼
Q. 仏具を新しく買い替えた時、古い仏具はそのまま処分していいですか?
ご本尊(仏像・掛軸)やお位牌以外の一般的な仏具(花立・香炉・おりんなど)には魂抜きは不要な場合が多く、感謝を込めて処分(自治体の分別に従うか仏壇店へ引き取り依頼)できます。不安な場合は菩提寺へ確認されると安心です。
Q. 壊れた仏具(割れた香炉や歪んだ火立など)は修理できますか?
真鍮や木製の伝統的な仏具であれば、ご購入の仏壇店や専門職人による修繕・塗り直し・メッキ直しが可能です。陶器やガラス製、安価なセット品は修理よりも買い替えが一般的です。









































